「信頼の世界経済タイプ」は主に世界の株式に広く投資し、高いリターン獲得を目指すポートフォリオです。長期的な期待リターンは高いものの、同時に不確実性も高く、景気が冷え込んだり資本市場が不調になったりすると大きくマイナスになる局面もあるのが特徴です。投資の時間軸を長く取れる投資家に適しています。​

「不易流行タイプ」は世界の株式に対する投資を主軸にしつつも、一部に非伝統的な収益源（ARP）を取り入れるポートフォリオです。このようなポートフォリオの構築の仕方は機関投資家にも広く見受けられ、株式や債券といった伝統的な資産だけで構成するポートフォリオよりも高い投資効率を狙います。

リスクに対する許容度が高く、また市場に対する特定の見通しを持たない投資家にとって、もっとも投資効率が高くなることが期待できるのが「ヘッジファンドタイプ」です。株式とARPという２つの収益追求ドライバーをポートフォリオにバランス良く組み込むことで、長期的に株式と同等のリターンを相対的に小さいリスクで実現しようとします。

「伝統的理論」はその名の通り、伝統的な投資理論に基づき世界の株式と債券に資産を分散して投資するポートフォリオです。このタイプには60-40ポートフォリオ（シクスティ フォーティ）と呼ばれるものも含まれており、米国では古くから個人投資家の保有すべき基本ポートフォリオとされてきた歴史があります。​

「モダニストタイプ」は、株式よりも非伝統的な収益源（ARP）に対する投資比率を高めた前衛的なポートフォリオです。長期的な世界経済の成長に確信が持てない、または株式市場の先行きに不透明感を持つ投資家にとって適する可能性があります。

「安定バランスタイプ」では、株式やARPよりも債券に対する投資比率を高めに設定したポートフォリオです。資産を増やすことも狙いつつ、どちらかというと守りを重視したい投資家に適しています。株式市場が好調なときには株式に対してリターンが劣るものの、不景気時や市場が混乱しているときには相対的に安定することが期待できます。

非伝統的な収益源（ARP）に集中的に投資することを実現するのが「理想追求タイプ」です。SUSTEN以外の投資サービスにおいて株式投資を実行している投資家にとっては、もっとも使い勝手の良いタイプになります。反対に、SUSTEN以外で株式にエクスポージャーを持っていない場合、長期的にこのタイプは最適とは言えません。

世界の債券と、非伝統的な収益源（ARP）の２つに資産を配分するのが「機動的守備タイプ」です。このポートフォリオは、株式に対する投資比率を抑えることでポートフォリオのリスクを引き下げつつも、通常の債券投資よりも高いリターンも狙いたい投資家にとっておすすめされます。

「質実剛健タイプ」は主に世界の投資適格債券に広く投資し、資産を増やすことよりも守ることに特化したポートフォリオです。金利が上昇する局面では一時的に評価損が発生しますが、債券の発行体（国や健全な企業）が破綻しない限り、放置していれば元本まで戻ってくることが期待できます。